こんにちは~四柱推命鑑定講師の豪萃(ごうすい)です。
メルボルンへ移住したきっかけとなる第3話です。オーストラリアの永住権取得のため、英語の試験でもある「IELTS」を受けることになった私…
スタッフサービスの担当の彼からは「簡単ですから!」という言葉を鵜呑みにして臨んだ試験…その結果は…?
「簡単ですから!」の言葉を信じ「IELTS」を受けてみた!
素直な私は、スタッフサービスの担当の彼の言葉を信じ、「IELTS」を受けてみることにした。
もちろん、今、現状の英語力を少しでもアップするために、空いている時間に教材を使って勉強したり、電車の中では赤いシート付きの単語帳を開き、今できることをやってみた…
それから1ヶ月後の試験当日。確か試験会場は、飯田橋とか市ヶ谷あたりだったと思う。試験会場に入ってみると、意外と人数が多かったのを覚えている。
まずは、リスニング、リーディング、ライティングと進んでいく。もちろん、
「手応えは全くなし…汗」
リスニングは全く聞き取れず、ある程度自信のあったリーディングは最後まで終わらず、ライティングに至っては、何がお題なのか問題の意味すらも分からず、きっと的外れの文章を文字数も足らずに終了…
極め付けは、最後の「英語によるインタビュー・スピーキング」だった…
お題を出されて、そのシチュエーションにあった内容を会話していくというテストだけど、英語でのインタビュー経験なんて全くない私は、外国人の試験官を目の前に、
「カッチコッチと音が聞こえるぐらいチョー緊張…笑」
きっと眼鏡屋さんの店員とお客、みたいなシュチュエーションで会話しなきゃいけなかったと思うけど、何を喋ったのか、全く記憶にない…一つだけハッキリ覚えているのは、
「試験官が苦笑いしている顔だけ…」
そんな散々な試験が終わり、正直、こんなんでテストに合格しているのかどうか、甚だ疑問だったけど、あの彼の「簡単ですから!」の言葉に最後の望みをかけ結果を待つことに…
そんな希望は、ガラガラ~という音とともに崩れ落ちていった…
どうせダメでしょ!いやいや待てよ!もしかしたら…(ニヤリ)みたいな半信半疑の中、試験結果を待つこと1ヶ月…ついに、結果発表の封筒が届いた!
恐る恐る中身を取り出してみると、そこには希望を1ミリたりとも残さない悲惨な結果が待ち伏せていた…
- リスニング 3.5
- リーディング 4.0
- ライティング 3.0
- スピーキング 2.5
正直、こんな点数で「5.0」を達成できるのか…しかも、この「5.0」というのは平均点じゃなくて、全ての科目で「5.0」を達成しないとダメというもの…
しかも、スピーキングの「2.5」の評価に関して言うと、
「確実なコミュニケーションを行うことは不可能。慣れた状況下で、その場の必要性に対処するため、極めて基本的な情報を単語の羅列や短い定型句を用いて伝えることしかできない。英語による会話、および文章を理解するのに非常に苦労する。」
wikipediaより引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/IELTS
とのこと。「確実なコミュニケーションを行うことは不可能」ごもっともな意見だった…お先真っ暗とはこのこと。どれぐらい勉強すればここに到達できるのか、全くもって想像できなかった…
ただ、考えを改めることもできた。永住権を取得するのに、現地の人とコミュニケーションも取れない英語レベルじゃ、そりゃあビザを認可してくれないよね…
しかも、これから先、長期間オーストラリアで暮らす、って決めたんだから、今から英語を勉強しておいたら、あとが楽だよね!って…
そんなふうに思えたら、ある決断をすることができた…
そしたら…
人は決断をするとエネルギーが溢れ出す!?
使える時間を全て英語の勉強に費やそう!と決断したら、よくわからないけど、
「身体の中でエネルギーが溢れ出してきた!」
確かに、聞いたことはあった。人は何か決断したときにエネルギーが溢れ出すって…まさにそんな状態だった。そこから私の生活が一変した…
- 仕事終わりに仲間と居酒屋 → 仕事終わりに会社提携の英会話教室を格安活用!
- 通勤時間はスポーツ新聞で日々の動向をチェック → 通勤時間は英語のCDを活用してリスニング強化!
- 休憩時間は競馬新聞に釘つけ → 休憩時間は単語帳が愛読書に!
- 休みの日はパチンコ or 仕事仲間と麻雀 → 休みの日は「駅前留学NOVA」で個人レッスン!
全ての誘いを断り、英語に没頭した日々が続くと、さすがに周りの仲間からは奇妙がられ、「オーストラリアに永住?無理でしょ~!」なんてネガティブな言葉も浴びせられた…
そんな状況下でも、私のなかで燃え上がった炎は、誰にも消せる状態ではなく、まさにパチンコで言う「確変状態」に入っていた!
「この勢いはもう誰にも止められない!」
ただ、もちろん、勢いは止められないかもしれないけど、勢いだけで英語力が1ヶ月やそこらで劇的に上達するわけもなく…
ここから先、立ちはだかるいくつもの大きな大きな壁が待ち受けていたのだった…